リサイクルを知ろう

缶のリサイクル

飲料用のアルミ缶は、アメリカでアルミニウムの特徴を生かした2つの技術開発が行われたことが普及のきっかけとなり、1つは、飲料間の蓋を手で開けられるイージー・オープン・エンドの開発、2つ目は缶 胴を深絞りするDI (ドロー・アンド・アイロニング)法の開発で、これは弾丸の薬莢(やっきょう)製造方法からヒントを得た製造方法だったといわれます。缶の中でも、アルミ缶は「アルミ缶からアルミ缶へ何度でも生まれ変わることができる」という大きな特長をもっています。アルミ缶の需要が伸び、アルミ缶の回収量が増えるなど、再生の効果は大きくなり、使用済のアルミ缶を新しいアルミ缶に再生することは、資源の有効利用や地球環境保全にとっても大きな意義のあることといえます。

 

アルミニウムは、原料となるボーキサイトからアルミナを取り出し、これを電気分解して製造されています。この電気分解をするとき多くの電力を消費しますが、一度金属となったアルミニウムは、新地金を製造するときの約3%のエネルギーでアルミ再生地金になります。このアルミ再生地金から、元と同じアルミ缶に生まれ変わることができます。同じ大きさのアルミニウムと鉄を比べると、アルミニウムは鉄の3分の1(比重:アルミ2.7、鉄7.86)の重さしかありません。このように、アルミ缶 は軽いので、飲料を作ったり運んだりするエネルギーが少なくてすみます。また、アルミニウムはさびにくい性質を持っているので、アルミ缶 はいつまでも衛生的で、中身のジュースやビールの品質を長期間守るといわれます。また、アルミニウムは、熱をよく伝えることができるため、よく冷えるということにもなり、食料缶として特性がよく生かされています。

 

このような特徴のあるアルミ缶ですが、日本で1年間に消費される量は、約30万1千トン(平成17年度)で、そのうち回収されリサイクルされた量は約27万6千トンにもなります。平成2年には7万トンだったので、年々リサイクル率が伸びています。回収されなかった約2万5千トン(平成17年度)のアルミ缶の多くは、焼却や埋め立てられたり、海外に輸出されたと推測されるのです。このようなことを防ぐためにも、アルミ缶をはじめ、すべての資源をリサイクルするためには分別(材料や種類ごとにわけること)することが大切です。空き缶はアルミとスチール(鉄)に。空きビンは色、古紙は種類別にするなど、回収場所ごとのルールを守 って分別する必要があります。

 

また、「アルミ缶のタブ(とって)を集めると車椅子がもらえるという話があるそうなのですが、タブだけを集めるのは勧めできません。 アルミ缶は、「タブもフタも胴も」同じような系統のアルミ合金でできていますので、アルミ缶全体、タブもフタも胴も同じようにリサイクルできますし、 現在のアルミ缶(スティ・オン・タブ缶)のタブは、タブがちらからないよう缶に付けて生産されております。せっかく、アルミ缶 を集めるなら、タブだけを集めるのではなく、タブを取らずに「アルミ缶そのもの(缶全体)」を集めてるのがよいでしょう。 それを最寄りの回収業者さんに渡すと買い取ってもらえます。アルミ缶 はキログラム単位で売買されていますので、タブだけを集めるより、「アルミ缶 そのもの」を集めた方が何十倍ものリサイクル価値になります。もし、お知り合いに「タブだけを集めている方」がいたら、アルミ缶 そのものをリサイクルするように教えてあげましょう。


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最終更新日:2014/9/26